2025年8月5日に決算を発表した主要銘柄の中から、注目の8銘柄をピックアップ。
業種別に業績の特徴や配当の傾向を確認し、今後の投資判断に役立つポイントを整理しました。
3433 トーカロ(溶射加工/金属製品)
表面処理技術に強みを持つ企業。
半導体向け需要の影響を受けやすいが、安定した利益率を維持。
→ 増益基調をキープ。次の半導体サイクルに乗れるか注目。
4719 アルファシステムズ(SI・ソフト開発/情報・通信)
通信系に強い独立系SIer。
→ 配当がデコボコしているのは記念配当の影響。基本は安定配当型。
2307 クロスキャット(SI・ソフト開発/情報・通信)
金融向けシステムが中心。
→ 減配に見えるが、前年が記念配当だったため実質は維持傾向。
7186 コンコルディア・フィナンシャルグループ(地銀/銀行業)
神奈川県を地盤とする地方銀行グループ。
→ 利ざや改善も、増益幅は限定的。大きなサプライズはなし。
8524 北洋銀行(地銀/銀行業)
北海道最大の地方銀行。
→ 金利上昇局面に連動して利益改善中。今後の長短金利差に注目。
9142 九州旅客鉄道(JR九州/陸運業)
鉄道・不動産・外食など多角経営。
→ EPSと配当性向が逆転し、株主還元の質が改善傾向。インフラ系では好感。
4800 オリコン(情報サービス/情報・通信)
ランキングや顧客満足度調査で有名。
→ 売上成長に対してEPSが緩やかに減少。利益率の悪化に注意が必要。
6877 OBARA GROUP(スポット溶接機・工業用機械/電気機器)
自動車向け設備に強いグローバルメーカー。
→ 景気敏感だが、長期ではまずまずの業績。設備投資サイクルの波に乗れるか。
3107 ダイワボウホールディングス(繊維・IT関連卸/卸売業)
ITディストリビューション事業が主力。
→ 前期は苦戦も、今期はV字回復。需給改善と在庫調整が奏功。
📝 まとめ
全体として、地方銀行の安定成長と、製造業・SI企業の記念配当や業績回復が目立つ日でした。
「見かけの減配」が気になる銘柄でも、記念配当を除けば堅調な配当維持が続いているケースもあり、長期投資視点でのチェックが大切です。
⚠️必ずご自身で確認をお願いします