どうも、マネジャーです。
今日もコツコツと企業分析しています。
今回は「配当性向で読み解く会社の姿勢」と題して、考えてみます。
安定していて 株主ファースト?
まずは、こちらの会社
https://finance.yahoo.co.jp/quote/6981.T/dividend
配当金の推移が美しいですね。惚れ惚れします。
しかしながら、EPSの推移はお世辞にも美しいとは言えません。
ではなぜ、配当金は増配し続けているのか?
それは、配当性向で調整しているからです。
EPSが上がった時は配当性向を下げて、配当金が出過ぎないように調整しています。
逆にEPSが下がった時は配当性向を上げて、配当金が前年度を下回らない様に調整しています。
そうすることによって、我々は安定した配当金をもらえるのです。
でも、配当利回りは2%を切っています。(残念)
増配し続けているので、数年すれば配当利回りも上がっているかもしれません。
もしくは、暴落することがあれば、是非とも購入したいですね。(理由にもよりますが)
不安定で 会社ファースト?
次にこちら、
https://finance.yahoo.co.jp/quote/6941.T/dividend
こちらの会社は、2024/3の配当金は下がっているものの、
配当利回り4.13%
株価は割安
配当性向30%程度
自己資本比率 75%程度
2021/3のコロナショックでもEPS横ばいで、不景気にも強い印象です。
むしろ、2022/3と2023/3の成績が良過ぎたのかもしれません。
2021/3までは調整できていますが、2022/3にEPSが急増しているのに配当性向は30%のままです。
おかげで配当金は急増しましたが、2024/3のEPS下落につられて配当金も減配しています。
よくみると、EPS推移=配当金推移になっていますね。
まとめ
何が言いたいのか?
長いこと会社をやっていると、どうしても業績の良い年と悪い年があります。
それを配当金として還元する時に企業側で調整する会社と、そうでない会社があるということです。
毎年増配していて安定している様に見える会社もあれば、配当利回りが良くても配当金が毎年上がったり下がったりする会社があるということですね。
どちらが優れた会社という話ではなく、あなたはどちらの会社が好みですか?というお話でした。
配当性向で企業の姿勢を予想するのはとても楽しいですね。
今回はどちらの銘柄が欲しいという話ではありません。
特徴を誇張して表現していますので、読み物として楽しんでいただければと思います。どちらも良い会社だと思いますよ!